Google Analyticsでおさえておくべき用語
コチラの記事で公開中ですが、Googleアナリティクスのレポートを自動化する過程で、「アナリティクスでアクセス数を見る時って…どうすればよかったんだっけ?」と格闘すること数分。
「そうそう、エンゲージのあったセッション数だ!」…と答えに辿り着いた経験を踏まえて、一度アナリティクスの用語に関するまとめを残しておきたいと考えるようになりました。
その都度、検索して探すのが非常に手間なので、きちんと覚えるようになるまでは、この「用語解説」と共にネットの荒波を渡っていきたいと思います。
そこで、今回は私が過去に検索した記憶のある言葉を中心に、「アナリティクスの用語集」を作成しました。
※この記事は都度、更新していきます。
毎朝自動で送られてくるレポートにも、「用語解説」のボタンをきちんと仕込んでおきました。
※このボタンをクリックすると、Github Pageに格納したMarkdownファイルをWebページとして閲覧することができます。
こちらの用語集がセットになった「自動化レポート」のテンプレートは、下記のバナーリンクにて配布中です。
Google Analyticsの成果分析を自動化するツール「Looker Studio」の使い方も詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
Google Analytics 用語集
ユーザー数
ある期間内にWebサイトを訪れた人の総数
※ユーザー=人ではなく、ブラウザ
※同じ人でも、2回アクセスするとユーザー数は「2」
※同じ人でも、スマホとパソコンからアクセスするとユーザー数は「2」
※同じ人の同じパソコンでも、Google ChromeとSafariのブラウザそれぞれからアクセスするとユーザー数は「2」
新規ユーザー数
ある期間内に初めてWebサイトを訪れた人の総数
※初めて=過去2年間に訪問履歴がないこと
セッション数
Webサイトへのアクセス数
※セッションには、開始/終了という概念がある
※30分ページを開いたままにすると、セッションは終了する
※日付またぎ/参照元の変更では、セッションは継続する
※Google検索で1回目の訪問をし、30分以内にYahoo!検索で再訪問した場合は、1つのセッションとしてカウント
エンゲージ
エンゲージメントの略=サイトやアプリに対するユーザーの操作を指す
エンゲージのあったセッション数
webサイトで何かしらの操作を検知できたセッション数
「意味のあるアクセス数」と考えればOK!
セッション継続時間
滞在時間
(セッションの終了時間から開始時間を差し引く)ことにより算出
平均セッション継続時間
滞在時間の平均
(エンゲージメントのあったセッションの合計滞在時間/セッション数)により算出
表示回数(インプレッション数/PV数)
Webサイト内のページが表示されたのべ数
アクティブユーザー数
ある期間内にWebサイトを訪れた人のユニーク総数
※期間内であれば同じユーザーが何度訪問しても、アクティブユーザー数は「1」
イベント
サイトやアプリにアクセスしたユーザーが取った行動のデータ
イベント数
ユーザーが取った行動のデータの合計数
※【初めてサイトを訪問した場合】
「first_visit」「session_start」「page_view」が計測される=イベント数は「3」
コンバージョン
サイトやアプリにアクセスしたユーザーが取った「価値のある行動のデータ」
※何をコンバージョンとして設定するのかは、運営者が決定する
※【例】新規顧客だけを対象としたLPの場合
必要な指標は、「初回訪問者数」「問い合わせ数」「購入者数」とした場合、コンバージョンは「初回訪問者数」「問い合わせ数」「購入者数」を追うことができるイベントと言い換えることができる。(ゴールや中間ゴールなどを設定することが多い)
コンバージョン数
ユーザーが取った「価値のある行動のデータ」の合計数
※つまり、コンバージョン数を上げることが重要
直帰率
そのページだけ見て、サイトを離れてしまったセッションの割合
(1ページだけ見てサイトを離れたセッション数/合計セッション数)により算出
※直帰率が高い=ユーザーが満足できなかった、わけではないことに注意!
(例)「交通アクセス」のページでは、直帰率が高くなる傾向にあるが、決して満足していないワケではない。知りたい情報を得ることができたから、直帰できるパターンも考慮すること。