NFTを深く知る

「3600YAKO/三千六百鬼夜行」をのぞいてみよう!

3600YAKO とは?

ある日突然、「Coming Soon...」のTweetとともに姿を現した「3600YAKO(サブロクヤコウ)」というプロジェクト。アカウントやネーミングから、36FUJIと関係がありそうなプロジェクトなのは間違いないのですが、一体どんなプロジェクトなのでしょうか?

実はわたしも、この「3600YAKO」には作品を提供するアーティストとして参加をしています。今回は、既に公開されている「3600YAKO」プロジェクトの内容と、このプロジェクトは何を実現しようとしているのかという点にスポットを当てながら、運営の熱量をパワフルに伝えさせて頂きます。

3600YAKO の位置付けについて

36000YAKOは、"36FUJI"のスピンオフコレクションという位置付けですね。

今回の3600YAKOが「36 BLOCKS OF FUJI(通称:36FUJI)」のスピンオフ・プロジェクトであることは、運営よりハッキリと明言されています。まずは「36FUJI」について、ちょっとおさらいをしてみましょう。

36FUJIとは

葛飾北斎「富嶽三十六景」をモチーフとして、画面を36ブロックに分割。ガバナンストークンでの投票によって選出された36人のアーティストが、個々のブロックを作成し、1つのNFTアートとして集合させたものとなります。Season1/Season2と2作品が制作されました。(作品は下記を参照)

それぞれがオークションにかけられ、Season1は「3.4568ETH」Season2は「1.3ETH」で落札されました。36人のアーティストによるコラボレーションは当時としては前例がなく、大きな話題となりました。

36FUJI/Seanon1, Season2の作品 【OpenSeaはコチラ

3600YAKO の特徴について

・3600YAKOは、「百鬼夜行」をテーマにしたコレクティブルNFT

日本の説話に登場する12種類の妖怪(天狗・河童など)が登場

36名のアーティストが担当の妖怪を10パターン制作

ランダムに10体並べることで、絵巻物を3600本生成する

絵巻物には、様々な視覚効果が実装される予定

※運営によるNotionより抜粋

「3600YAKO」の参加アーティストは、36FUJIに参加しているアーティストに加えて、一般公募により選出されています。選ばれた36人のアーティストが、それぞれ10パターンの妖怪を描き、最終的には「絵巻物」の形でNFTとして発行されるようです。

この絵巻物の形をしたNFTが、また凄いんですって?

そうなんです。この「絵巻物」上には、36人のクリエイターが描いた妖怪の中から10体が選出され、プログラムベースで絵巻物上を歩くように表現されています。まるで、妖怪たちが絵巻物を飛び出し、自由に歩き始めた…そんなイメージです!

3600YAKO の運営について

「3600YAKO」の目的は、「より多くの方々に日本の文化やアーティストの魅力を届け、活発な交流を生む」ことにあります。「36FUJI」が1点モノの作品だったのに対して、「3600YAKO」は3,600点のコレクションです。「36FUJI」で得た収穫と課題を経て、「アーティストとホルダーとの距離が縮まったコミュニティを形成したい」という目的をもった運営体であることが、ハッキリと分かります。

運営メンバー:mera takeruさん @mera_takeru

2019年よりCryptoアート制作をスタートしたNFTアートのパイオニア。SuperRare, KnownOrigin, MakersPlaceなど、審査制のNFTマーケットプレイスでアーティスト認定されている。とりあえず…まずはmeraさんのSuperRareのコレクションを、ぜひご覧ください。とてつもなくカッコいいです。

・meraさんの活動はコチラ

運営メンバー:Toshiさん @toshiaki_takase

ブロックチェーン技術のプロフェッショナル。NFTとソーシャルトークンを介した新しいエコシステムを開発するなど、ブロックチェーンテクノロジーを活用して様々なNFTプロジェクトの技術サポートを行っています。

・toshiさんの活動はコチラ

妖怪アドバイザー:KIKKAWA KEITAさん @kikkawakeita
グラフィックデザイナー。KnownOrigin, SBINFT, HEXAでアート作品を発表しています。妖怪博士(境港妖怪検定/初級)でもあるKIKKAWAさんは、本プロジェクトの妖怪アドバイザーを務めています。

・KIKKAWAさんの活動はコチラ

コミュニティ運営サポーター:RYUさん/Avenueさん/THOMASさん
Discord上でアーティスト/ホルダーが、活発にコミュニケーションをとることができるようにサポート・マネジメントを行います。それぞれがコミュニティ運営の経験、語学力を持ち、パートナーでもある海外のNFTコミュニティとの連携を支援します。

3600YAKO が目指すのは「アーティストとホルダーの交流」

「3600YAKO」は、「日本のアーティストの魅力を世界へ発信したい」という思想のもとで、コミュニティの設計がされています。

「3600YAKO」の参加アーティストは36人、「36FUJI」と合わせると、コミュニティに所属するアーティストは100人以上です。実際、「3600YAKO」のコミュニティの中では、コミュニケーションの取り方や、SNSでのコンテンツの見せ方など、アーティストとホルダーが活発にコミュニケーションをとることができる方法や考え方がシェアされています。「3600YAKO」アーティスト向けのカンファレンスでは、「3600YAKOに参加したアーティストが、どんなアーティストなのか、多くのホルダーに知ってもらうことで、NFTアーティストとしてのキャリアアップに繋げてほしい」という想いが、余すことなく語られていました。

「アーティストの魅力を伝えられる活発なコミュニティをつくる!」という運営の本気度、熱量は相当なものです。

このプロジェクトの存在意義は、どこまでもアーティストのためであり、国内アーティストの認知を世界へ広げていきたいというという運営の気持ちが随所に感じられます。

手に入れる方法は?

気になる入手方法ですが…これを書いている2022/6/15時点では、まだ情報が公開されていません。

MINT情報

・数量:3,600体の絵巻物(仮)
・価格:未定
・プレセール:未定
・パブリックセール:2022年9月頃

参加クリエイター(一部)と出現する妖怪の紹介は、下記より閲覧が可能です。

この絵巻物のNFTには、Discordコミュニティへのアクセス権などのユーティリティが付与される予定です。

詳しい情報を知りたい方は、公式アカウント @3600YAKO をご覧ください。(Discordリンクはコチラです)

ぬるぺでぃあ

A. Miura

通称「みうらドーナツ」。本業はRPA/DX系のSEであり、ねじねじドーナツ部長の作者でもある。大好きなドーナツにハマってしまい、ドーナツとの共同生活を送っている「部長」さんの日常をNFT化する日々を送る。

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