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StandFM #026 より【受け手側の情報量を考える】「伝えるには、伝えすぎようとしないことが重要」

この記事は、ドーナツ部長のホールナイトニッポン「#026 言語を使ったコミュニケーションの究極は…非言語?」の内容を、自動化ツールを組み合わせてテキスト化したものです。テキスト化に際して、一部言い回しのカットや、文末の変更と要約を行っています。

イントロダクション

やってまいりました。ドーナツ部長の「ホールナイトニッポン」26回目の放送となります。

ゴールデンウィークということで、この放送もですね、ゴールデンウィーク最終日の深夜に、収録をしているわけなんですけれども。個人的な話になってしまうのですが、この休みを通して、家族だったり子供と過ごす時間が非常に増えたことで得た、気づきや反省点といったものを、雑談テイストで語っていきたいなと思います。
 

本編①「ゴールデンウイークを振り返る」

ゴールデンウィーク皆さんどう過ごしていましたでしょうか?一番長い方は…9連休だったんでしょうね。私の場合は1日、2日が出勤だったものですから5連休でしたね。

このお休みには、いろんなところに行きましたね。自宅から車で10分くらいの場所にある、比較的大きなピクニックやキャンプができる公園があるんですけど。私の家族と友人の家族で、遊びに行きましたね。テントを張って、お弁当を食べたりしてね。

あとは、私の実家の方に一人娘を連れて、初めてのお泊りをしましたね。娘にとっても初めてのお泊りということで、少し心配だったんですけど。私の親も非常に喜んでいて、なかなか有意義に過ごせたゴールデンウィークだったかなと思います。

やっぱり普段だと、会社があるので。だいたい朝の7時前には家を出て、帰ってくるのがだいたい19時過ぎぐらいになるんですね。そうなると、自分の子供と過ごせる時間というのは、長くても4時間ぐらいなんですよね。

待ちに待った休みだったこともあって、この休みは、時間の密度というのが高かったように感じました。普段できないような遊びだったりとか、なかなか行かないような場所にも行けたかなと思いますね。

本編②「時間の使い方を変えて、キャッシュメモリーを増やしたい」

その中で気づくのは「子供の成長の速さ」です。いろんなことに興味を持って、物怖じしないというか、ステレオタイプがないので、いちいち反応が面白いんですよね。

やっぱり子供と、家族と過ごす時間って非常に大事だなと感じましたね。自分の時間の使い方を、もう一度ちゃんと考え直さないといけない、そう思います。

これは、NFTでの活動時間を短縮するとか、活動を縮小していくということではなくて。むしろ、時間と頭の中にあるキャッシュメモリーを、もっともっと使っていきたいんですよね。使えるメモリーを、今よりも増やしていきたいということを考えると…やっぱり今までの過ごし方では、どっち落ち着かずになってしまう可能性があるなというのを感じました。

「時間の使い方」については早急に、私の中でも変えていきたいなと思っています。クリエイター活動に力を入れながら、かつ本業もしつつ、家族との時間も大切にしている先輩方に、このあたりのアドバイスをぜひいただきたいですね。

本編➂「プログレスバーは、最速の非言語コミュニケーション」

ここまでが、ゴールデンウィークの振り返りになります。ここからは、ちょっと話が変わります。

あの…ふと思ったことが、一つあって。「インターフェース」ってすごい大事だなという話なんですよね。何を言っているのか、分からないかもしれないんですけど。うちの寝室には、照明と一体になったプロジェクターがついているんです。そのプロジェクターに、つい先日「ファームウェアのアップデート」が走ったわけですね。

電源を入れたのはいいんですけど、ファームウェアの最新バージョンのインストールとアップデート作業が終わるまで、機械が動かないんです。子供と一緒に何か見ようと思って寝室に入って、そのファームウェアのアップデートが走ったわけですね。まだ、うちの子は字が読めないので、何が起こっているのかというのは、当然分かっていないんです。「なんか変な画面になってる!」っていうのを、しきりに叫んでたんですけどね。

しばらくの間は、データのダウンロードだったり、アップデート作業が行われていて。作業が進んでいくと「プログレスバー」っていう、左から右にバーが伸びていく「アレ」が出てくるんです。よく見る、バーが右までいっぱいになると、作業が完了しますっていう、アレですね。このバーのことを「プログレスバー」って言うんです。

プログレスバーの進捗が、だいたい80%ぐらいになったときだったでしょうか。うちの子がですね、「あ、もうじき終わるね!」って言ったんですよ。

本編➃「言葉が分からない相手に伝えるには、インターフェースが重要」

進捗度合いが「何%」っていう数字も書かれていて、「まもなく終了します」という案内文が、プログレスバーの上下には書いてあるわけなんですけど、子どもにはそこは読めないわけですよね。

でも、バーが左から右に進んでいくというシンプルな作りと、「多分、右までいっぱいに行ったらなんかあるんじゃないか」っていう仕様ですよね。そこが、このインターフェースの素晴らしいところで。

言語によるコミュニケーションが、上手くできない子供に対してもですね、プログレスバーっていうのは、一目でそれをちゃんと言い表してるんだなっていうのを実感したわけです。

これって、当たり前のことだとも思うんですけど、とはいえとんでもなく素晴らしいことで。言語がわからない相手にも、インターフェースによって何をやってるのか、今どういう状況なのかっていうのを一言で言い表せる、ということなんですよね。

今まで、プログレスバーを、そういう視点で見たことがなかったものですから。大変、驚いたということなんですけど、非常に勉強になりますよね。

例えば我々で言うと…作品を作って、ドーナツ部長に新たな体験や付属アイテム、選択肢というものを作ったとして。Tweetの文章でゴリゴリに長文で発信!と、やりがちなんです。もしくは、じゃあ音声で!と。

それが、例えば…文章や音声といったものに頼らない。頼らずに、一発で理解ができるものがあるとすれば、非常に強いと思ったわけですね。「部長をお迎えすると、どういう体験ができるのか?」っていうのを、例えばプログレスバーのように一つのもので、シンプルに言い表すことはなかなか難しいと思うんですけど。「どう表現するか?」ということを突き詰めていくのも、一種のクリエイティブなんですよね。

私は、そこを「ないがしろにしていたかもしれない」と感じたわけですね。

本編➄「ジョン・ラセターの話」

先ほど申し上げた通り、部長に対する何か新しいアクションを起こした場合。どうしても、私の場合だと「文字」の方が、ストレスなく伝えることができるので、だいたい文字に起こしてしまいがちなんです。でも、どうしてもボリュームが多めになってしまうんですよね。

かといって、そぎ落としてしまうと…ちょっとよく伝わらないということで。非常に、難しいわけですね。
そこを例えば、インターフェースのような形で、言語を介さずに何か伝えることができるとしたら…これは非常に強いだろうなと。ということで、この辺りの試行錯誤も、やっていきたいなと思った次第でございます。

昔の「情熱大陸」でスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(当時)が、特集を組まれていた時。ジブリの過去の映像作品をDVD化するにあたって、新聞広告を打ちますと。その広告のコピーだったり、見せ方、デザインというものを、どうしようか‥という打ち合わせの風景が映し出されたんです。

あれは、「風立ちぬ」だったと思うんですが。最初に出してきた一案、というのを「これじゃ、売れないもん」とバッサリ切るんですけど。その後に出された別案ですよね。それに対しては、「これは良い!」ということで、非常に唸っていたのを思い出したわけですね。

その広告は、ジョン・ラセターというピクサーの監督が、宮崎駿監督の作品を見たりして、非常に交流を深めた時期があったようなんです。ちょうど…カーズの時期ですかね。

そのジョン・ラセターの写真を白黒で乗っけていて、キャッチコピーが書いてあるわけですよ。
一見すると、この広告が「何の広告なのかわからない」作りになっていると。よく見ると風立ちぬのことを言っているんだね、というのがわかるんですけど。

これに対して、鈴木敏夫さんは「これは良い!」と唸りながら言うわけですよね。

これって、先ほどの「プログレスバーの話」にも、どこか通ずるものがあると思っていて。どうしてもね、アピールしたいこと伝えたいことっていうのを、文字に起こしたり音声にすることで情報は多くなってしまうんですよね。

それがいつしか受け取り手が、受け取りきれないほどの情報になっているんじゃないかなということなんです。実際に、過去のツイートを振り返ってみると…

・たぶんこんなに一気に詰め込んでも伝わらない
・そもそも読まないよねっていう反省点が多い

どうしても伝えたいことがあるといっぱい書いてしまう癖があるみたいです。そこを、いかに引き算していくか…というところを大事にしなきゃいけないんですけどね。

エンディング

受け取り手が「何を望んでいるか」そして「どういう気持ちでそれを見ているのか」っていう視点が、抜けているように感じたわけです。

というわけで、ちょっと長くなりましたけれども。本日は、私の個人的な気づきということで、雑談をさせていただきました。皆さん、最後までご清聴ありがとうございました。ではまた。

ぬるぺでぃあ

A. Miura

通称「みうらドーナツ」。本業はRPA/DX系のSEであり、ねじねじドーナツ部長の作者でもある。大好きなドーナツにハマってしまい、ドーナツとの共同生活を送っている「部長」さんの日常をNFT化する日々を送る。

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